おパリざます。No.3 |
2011.01.05 Wednesday 19:51 |
今回はメトロで見かけたポスターです。
芸術の都と言うだけあって
チラシを拡大したような巨大POPなんかありませんよ。
想像以上にホンマにありません。
あと、
タレントがどーーーん!ていうのもありません。
そういうのは映画かテレビか、
もしくはCDのものくらいでした。
駅のホームはドーム状で
ポスターを見せる相手は反対車線のお客さん。
日本みたいに細かい注釈とかありません(あっても読まんっちゅうねん)。
一通り潔い。
そして、各駅にだいたい同じポスター。
これくらいのサイズなので
意識せずともなんとなく覚えます。
覚えられる程度の内容しか言うてないです(フランス語分からんけど)。
ホームから改札の間にもポスター。
A1タテ2連が目立ってました。
「見えるかどうか」ではなく
「見て貰えるかどうか」をちゃんと考えてる。
A1ポスターの方は予算も関係してるのか
もしくはそういう文化なのか、
タイポグラフィが目立ってました。
白場を上手に使ってるので
目のヤリどころに困りませんな。
どれを見ても、言いたいことが即、分かる(と思う)。
それと、やっぱり日本はアホやな〜と思ったのが
ポスターの線数。
印刷の目の細かさです。
ここ数年、B倍ポスターでも175線で刷る日本。
175線というのはいわゆる「印刷物」の標準的な目の細かさ。
じ〜〜〜〜っと近づいて見ると、見えるあの点々の大きさのことです。
ちなみに新聞のカラー写真は100線。
地域や新聞社によっては
ランダムなドットで点々の見えんトコもありますが。
ぼくはどうもイヤでした。
大きい刷りモンで細かい印刷。
なんっかペラッペラな感じがするし。
で、パリ。
これよ。ホラ。めっちゃ粗いですや〜〜ん。
45線どころやおまへんで!!
10年くらい前は日本もこんなん普通にあったのになぁ・・・。
最後に。
この巨大ポスターをたった一人で貼ってるとこに遭遇。
めっちゃ手作業ですや〜〜〜ん。
なのでよくよく見ると繋ぎ目はハッキリ分かります。
トンボも見えてます。
何回か貼り直してて、破れへんかハラハラもんでした。
ええわぁ、こういうゆるさ。
こういうとこに住んでると
日本のカッチリしたとこが良いように見えるんかね・・・。